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後遺症・後遺障害

後遺症・後遺障害について

後遺症とは

後遺症とは、怪我をして治療を受けたけれど、その後も身体的または精神的な症状が残った場合の、その症状のことです。例えば、痛みや、しびれなどの症状があります。

後遺障害とは

後遺障害とは、怪我をして治療を受けたけれど、その後も残った後遺症によって、労働能力の低下または喪失という障害が生じた状態のことです。後遺障害の有無は、これ以上治療を続けても変わらない状態(これを「症状固定」といいます)の後に残った後遺症が、労働能力の低下または喪失を招いたと言えるかどうかで判断されます。
後遺症によって労働能力の低下または喪失を招いたと言える状態の類型は、自動車損害賠償保障法施行令第2条の別表第1および別表第2に規定されています。つまり、後遺症という用語が事実的な概念であるのに対し、後遺障害という用語は法的な概念です。(ただし、後遺症と後遺障害の各用語は厳密に区別されず使用される場合もあります。)

症状固定とは

症状固定とは、文字通り、「症状が固定する」ということです。症状が固定するとは、おおまかにいうと、怪我による症状がこれ以上治療を続けても変わらない状態になることです。この表現を、当サイトの各所で用いています。
ただ、裁判実務では、症状固定になった時期が争われる場合など、もう少し厳密に考える必要が生じる場合があります。その観点で、症状固定とは、「医学上一般に承認された治療方法をもってしても、その効果が期待しえない状態であることを前提に、自然的経過によって到達すると認められる最終の状態」などとされています。
そして、症状固定は、事故後に時間が経過する中でのある一点であり、何年何月何日に症状固定となったかが認定されます。その日を、症状固定日といいます。
症状固定日の前後で損害賠償の項目は異なり、原則として、症状固定の前にについて怪我による治療費や休業損害、慰謝料(入通院慰謝料)などの賠償額を算定し、症状固定の後について後遺障害(後遺症)による逸失利益や慰謝料の賠償額を算定します。
怪我と後遺障害(後遺症)の損害賠償において、症状固定日がいつかは、損害賠償の内容を区分する、重要な役割を果たしているわけです。

後遺障害の等級と損害賠償

交通事故による後遺障害について、自賠法の施行令は、類型ごとに1級~14級の等級を規定しています(1級が最も重度)。そのいずれかに該当して後遺障害が認められると、加害者に対する損害賠償請求として、後遺障害による逸失利益と慰謝料を請求することになります。
逸失利益は、後遺障害の等級が上がるほど、計算の要素となる労働能力喪失率が高くなり、賠償額が高額になります。慰謝料も、後遺障害の等級が上がるほど、賠償額が高額になります。なお、これらについて具体的には個別のページでご説明します。
後遺障害の損害賠償として自賠責から支払われる賠償額も、等級が上がるほど高額になります。
このため、後遺障害の有無と等級は、交通事故の損害賠償請求において重要な問題となります。

後遺障害等級の内容

以下、後遺障害等級の表により、どのようなことが後遺障害とされるのか、及び、等級に応じた労働能力喪失率をご紹介します。

〔表の説明〕
*以下の表は、平成22年6月10日以降に発生した交通事故に適用されるものです。それ以前の交通事故については、若干異なる点があります。
*表のうち、労働能力喪失率を除く部分は、自動車損害賠償保障法施行令第2条の別表第1、別表第2によります。
*表のうち、労働能力喪失率は、労働省労働基準監督局長通牒(昭32.7.2基発第551号)別表によります。ただし、これは目安であり、異なる率が認定されることもあります。

別表第1

等級 介護を要する後遺障害

自賠責限度額

労働能力喪失率

1級

 1. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの

 2. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
4,000万円 100%
2級

 1. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの

 2. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
3,000万円 100%

別表第2

等級 介護を要する後遺障害

自賠責限度額

労働能力喪失率

1級

 1. 両眼が失明したもの
 2. 咀嚼及び言語の機能を廃したもの
 3. 両上肢をひじ関節以上で失ったもの
 4. 両上肢の用を全廃したもの
 5. 両下肢をひざ関節以上で失ったもの
 6. 両下肢の用を全廃したもの

3,000万円 100%
2級

 1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの
 2. 両眼の視力が0.02以下になつたもの
 3. 両上肢を手関節以上で失ったもの
 4. 両下肢を足関節以上で失ったもの

2,590万円 100%
3級

 1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.06以下になったもの
 2. 咀嚼又は言語の機能を廃したもの
 3. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの
 4. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの
 5. 両手の手指の全部を失ったもの

2,219万円 100%
4級

 1. 両眼の視力が0.06以下になったもの
 2. 咀嚼及び言語の機能に著しい障害を残すもの
 3. 両耳の聴力を全く失ったもの
 4. 一上肢をひじ関節以上で失ったもの
 5. 一下肢をひざ関節以上で失ったもの
 6. 両手の手指の全部の用を廃したもの
 7. 両足をリスフラン関節以上で失ったもの

1,889万円 92%
5級

 1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.1以下になったもの
 2. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの
 3. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの
 4. 一上肢を手関節以上で失ったもの
 5. 一下肢を足関節以上で失ったもの
 6. 一上肢の用を全廃したもの
 7. 一下肢の用を全廃したもの
 8. 両足の足指の全部を失ったもの

1,574万円 79%
6級

 1. 両眼の視力が0.1以下になったもの
 2. 咀嚼又は言語の機能に著しい障害を残すもの
 3. 両耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの
 4. 一耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が四十センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
 5. 脊柱に著しい奇形又は運動障害を残すもの
 6. 一上肢の三大関節中の二関節の用を廃したもの
 7. 一下肢の三大関節中の二関節の用を廃したもの
 8. 一手の五の手指又はおや指を含み四の手指を失ったもの

1,296万円 67%
7級

 1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.6以下になったもの
 2. 両耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
 3. 一耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
 4. 神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの
 5. 胸腹部臓器の機能に障害を残し,軽易な労務以外の労務に服することができないもの
 6. 一手のおや指を含み三の手指を失ったもの又はおや指以外の四の手指を失ったもの
 7. 一手の五の手指又はおや指を含み四の手指の用を廃したもの
 8. 一足をリスフラン関節以上で失ったもの
 9. 一上肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの
 10. 一下肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの
 11. 両足の足指の全部の用を廃したもの
 12. 外貌に著しい醜状を残すもの
 13. 両側の睾丸を失ったもの

1,051万円 56%
8級

 1. 一眼が失明し、又は一眼の視力が0.02以下になったもの
 2. 脊柱に運動障害を残すもの
 3. 一手のおや指を含み二の手指を失ったもの又はおや指以外の三の手指を失ったもの
 4. 一手のおや指及を含み三の手指の用を廃したもの又はおや指以外の四の手指の用を廃したもの
 5. 一下肢を5センチメートル以上短縮したもの
 6. 一上肢の三大関節中の一関節の用を廃したもの
 7. 一下肢の三大関節中の一関節の用を廃したもの
 8. 一上肢に偽関節を残すもの
 9. 一下肢に偽関節を残すもの
 10. 一足の足指の全部を失ったもの

819万円 45%
9級

 1. 両眼の視力が0.6以下になったもの
 2. 一眼の視力が0.06以下になったもの
 3. 両眼に半盲症、視野狭窄又は視野変状を残すもの
 4. 両眼のまぶたに著しい障害を残すもの
 5. 鼻を欠損し、その機能に著しい障害を残すもの
 6. 咀嚼及び言語の機能に障害を残すもの
 7. 両耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
 8. 一耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になり、他耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になったもの
 9. 一耳の聴力を全く失ったもの
 10. 神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの
 11. 胸腹部臓器の機能に障害を残し、服することができる労務が相当に制限されるもの
 12. 一手のおや指又はおや指以外の二の手指を失ったもの
 13. 一手のおや指を含み二の手指の用を廃したもの又はおや指以外の三の手指の用を廃したもの
 14. 一足の第一の足指を含み二以上の足指を失ったもの
 15. 一足の足指の全部の用を廃したもの
 16. 外貌に相当程度の醜状を残すもの
 17. 生殖器に著しい障害を残すもの

616万円 35%
10級   1. 一眼の視力が0.1以下になったもの
 2. 正面を見た場合に複視の症状を残すもの
 3. 咀嚼又は言語の機能に障害を残すもの
 4. 十四歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
 5. 両耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になつたものの
 6. 一耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの
 7. 一手のおや指又はおや指以外の二の手指の用を廃したもの
 8. 一下肢を3センチメートル以上短縮したもの
 9. 一足の第一の足指又は他の四の足指を失ったもの
 10. 一上肢の三大関節中の一関節の機能に著しい障害を残すもの
 11. 一下肢の三大関節中の一関節の機能に著しい障害を残すもの
 461万円  27%
 11級  1. 両眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの
 2. 両眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
 3. 一眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
 4. 十歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
 5. 両耳の聴力が1メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったもの
 6. 一耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
 7. 脊柱に変形を残すもの
 8. 一手のひとさし指、なか指又はくすり指を失ったもの
 9. 一足の第一の足指を含み二以上の足指の用を廃したもの
 10. 胸腹部臓器の機能に障害を残し、労務の遂行に相当な程度の支障があるもの 
 331万円 20% 
12級  1. 一眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの
 2. 一眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
 3. 七歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
 4. 一耳の耳殻の大部分を欠損したもの
 5. 鎖骨、胸骨、ろく骨、けんこう骨又は骨盤骨に著しい変形を残すもの
 6. 一上肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの
 7. 一下肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの
 8. 長管骨に変形を残すもの
 9. 一手のこ指を失ったもの
 10. 一手のひとさし指、なか指又はくすり指の用を廃したもの
 11. 一足の第二の足指を失ったもの、第二の足指を含み二の足指を失ったもの又は第三の足指以下の三の足指を失ったもの
 12. 一足の第一の足指又は他の四の足指の用を廃したもの
 13. 局部に頑固な神経症状を残すもの
 14. 外貌に醜状を残すもの
 224万円 14% 
13級  1. 一眼の視力が0.6以下になつたもの
 2. 正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの
 3. 1眼に半盲症,視野狭窄又は視野変状を残すもの
 4. 両眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの
 5. 五歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
 6. 一手のこ指の用を廃したもの
 7. 一手のおや指の指骨の一部を失ったもの
 8. 一下肢を1センチメートル以上短縮したもの
 9. 一足の第三の足指以下の一又は二の足指を失ったもの
 10. 一足の第二の足指の用を廃したもの、第二の足指を含み二の足指の用を廃したもの又は第三の足指以下の三の足指の用を廃したもの
 11. 胸腹部臓器の機能に障害を残すもの
139万円 9%
14級  1. 一眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの
 2. 三歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
 3. 一耳の聴力が1メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったものの
 4. 上肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの
 5. 下肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの
 6. 一手のおや指以外の手指の指骨の一部を失ったもの
 7. 一手のおや指以外の手指の遠位指節間関節を屈伸することができなくなったもの
 8. 一足の第三の足指以下の一又は二の足指の用を廃したもの
 9. 局部に神経症状を残すもの
75万円 5%

備考

  • 1. 視力の測定は、万国式試視力表による。屈折異状のあるものについては、矯正視力について測定する。
  • 2. 手指を失つたものとは、おや指は指関節、その他の手指は第一指関節以上を失つたものをいう。
  • 3. 手指の用を廃したものとは、手指の末節の半分以上を失い、又は中手指節関節若しくは第一指関節(おや指にあつては、指関節)に著しい運動障害を残すものをいう。
  • 4. 足指を失つたものとは、その全部を失つたものをいう。
  • 5. 足指の用を廃したものとは、第一の足指は末節の半分以上、その他の足指は末関節以上を失つたもの又は中足指節関節若しくは第一指関節(第一の足指にあつては、 指関節)に著しい運動障害を残すものをいう。
  • 6. 各等級の後遺障害に該当しない後遺障害であつて、各等級の後遺障害に相当するものは、当該等級の後遺障害とする。

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