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交通事故の慰謝料

慰謝料とは

慰謝料とは、精神的苦痛の損害に対する賠償です。精神的苦痛とは、本来は目に見えないものですが、お金にするといくらで慰謝されるかの評価をすることになります。
交通事故被害による慰謝料は、これ以上治療を続けても改善しない状態(症状固定)になる前と後とで種類が異なります。
被害者の方が怪我をした場合に、症状固定までについて発生するのが傷害慰謝料(入通院慰謝料)であり、症状固定後に後遺障害が残った場合に発生するのが後遺障害慰謝料です。

傷害慰謝料(入通院慰謝料)

傷害慰謝料(入通院慰謝料)は、被害者の方が怪我をした場合の、症状固定までの精神的苦痛に対する賠償です。
その慰謝料の算定は、傷害の部位・程度、入院期間、通院の期間・日数・頻度その他一切の事情が考慮されますが、一般的な指標は、症状固定日までの入院期間、通院の期間・日数・頻度とされています(入通院慰謝料とも呼ばれるのはこのためです)。
傷害慰謝料(入通院慰謝料)の目安として、公益財団法人日弁連交通事故相談センターの東京支部や専門委員会が編集している書籍(赤い本や青本)に算出基準が掲載されています。
例えば、同センター東京支部(赤い本)は、入院1か月なら慰謝料53万円、通院1か月なら慰謝料28万円などとしています。
ただし、むち打ち症で他覚症状がない場合は、慰謝料を下げる基準になっています。このため、むち打ち症にとどまらず、他覚症状のある外傷があるのかどうかが慰謝料の算定で重要になってきます。

後遺障害慰謝料(後遺症慰謝料)

後遺障害慰謝料は、被害者の方が怪我をし、さらに症状固定後に後遺障害が残った場合の精神的苦痛に対する賠償です。つまり、後遺障害に該当する後遺症が残った場合の精神的苦痛に対する賠償ということになります。その慰謝料額の算定は、後遺障害の内容・程度等が考慮されますが、一般的な指標は、後遺障害の等級とされています。
後遺障害慰謝料の金額として、公益財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部(赤い本)は、以下の目安を設定しています。

等級
慰謝料額
1級
2,800万円
2級
2,370万円
3級
1,990万円
4級
1,670万円
5級
1,400万円
6級
1,180万円
7級
1,000万円
8級
830万円
9級
690万円
10級
550万円
11級
420万円
12級
290万円
13級
180万円
14級
110万円

慰謝料の増額事由

以上で述べた通り、慰謝料の算出では、傷害慰謝料(入通院慰謝料)について入院期間、通院の期間・日数・頻度、後遺障害慰謝料について後遺障害の等級が、それぞれ一般的な指標とされていますが、これらはあくまで指標にすぎません。
加害者の故意または重過失による事故の場合、慰謝料が増額されることがあります。例えば、無免許、ひき逃げ、酒酔い、スピード違反、ことさらに赤信号無視などが増額事由とされています。
また、加害者に著しく不誠実な態度があった場合も、慰謝料が増額されることがあります。
(ただし、明確な基準があるわけではなく、何かあれば必ず増額されるわけではありません。)

さらに具体的には、横浜都筑法律事務所の弁護士にご相談ください。

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