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交通事故後遺障害の認定

交通事故後遺障害の認定

後遺障害は認定を申請

交通事故の後遺症が後遺障害に該当するかどうかについては、自賠責保険会社または任意保険会社を窓口として、損害保険料率算出機構に認定を申請します。
その調査を経て、後遺障害に該当か非該当かが認定され、後遺障害に該当する場合は等級も認定されます。
なお、上記の損害保険料率算出機構は、法律に基づき設立され、各保険会社が加盟している団体です。
後遺障害の等級のページへは、メニューボタンのほか、以下のリンクからも移動できます。



後遺障害認定と賠償額

後遺障害の損害賠償としては、後遺障害逸失利益と後遺障害慰謝料があり、まずそれらは、後遺障害に該当するという認定がされなければ生じません。
そして、基本的に、それら賠償額は後遺障害の等級が上位になるほど高額になります。
このため、交通事故の損害賠償においては、後遺障害に該当すると認定されることに加え、等級が何級に認定されるかが、賠償額を決めるうえで極めて重要な要素になります。
後遺障害逸失利益のページ、後遺障害慰謝料のページへは、メニューボタンのほか、以下の各リンクからも移動できます。



後遺障害の認定には異議申立も

後遺障害について、認定された等級や、非該当の認定に対し、不服がある場合に異議申立をする制度があり、異議申立は何度でもできます。
異議申立をすると損害保険料率算出機構による審査が行われますが、新たな医学的証拠がないと、なかなか認定の変更はされないのが実情です。 



後遺障害の認定例

後遺障害の認定では、該当性及び等級の認定や、非該当の認定のいずれにおいても、画像や後遺障害診断書等を基にした認定理由が付されます。その例を、いくつかご紹介します。
それぞれ等級の下の文面が認定理由で、そのうち「別表第二」とは自動車損害賠償保障法の施行令の別表第二のことであり、「・・・」は実際には記述があるところを省略したものです。
また、中には、他の症状について、後遺障害非該当の認定や、認定された等級に含めての評価とされていることもありますが、それらは割愛しています。

8級相当の認定例(胸椎等圧迫骨折)

6胸椎、・・・圧迫骨折後の脊柱の障害については、・・・1個以上の椎体の前方椎体高が減少し、後彎が生じているものと認められることから、「せき柱に中程度の変形を残すもの」として、別表第二備考6により、別表第二第8級相当と判断します。

10級の認定例(左肩腱板断裂)

左肩腱板断裂後の左肩関節の機能障害については、・・・その可動域が健側(右肩関節)の可動域角度の1/2以下に制限されていることから、「1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの」として別表第二第1010号に該当するものと判断します。

併合10級の認定例(胸椎圧迫骨折、左鎖骨骨折、骨盤骨折)

1. 脊柱の変形障害については、・・・第11胸椎圧迫骨折が認められることから、「脊柱に変形を残すもの」として別表第二第117号に該当するものと判断します。
2. 左鎖骨骨折後の左鎖骨の変形障害については、・・・裸体となったとき、変形が明らかにわかる程度のものと捉えられることから、「鎖骨に著しい変形を残すもの」として別表第二第125号に該当するものと判断します。
3. 骨盤骨折後の骨盤部痛・・・については、・・・骨折の状態、治療状況等を勘案すると、将来においても回復が困難と見込まれる障害と捉えられることから、「局部に神経症状を残すもの」として別表第二第149号に該当するものと判断します。
前記1.2.および3.の障害を併合した結果、別表第二併合第10級と判断します。

併合11級の認定例(右肩鎖関節脱臼)

1. 右肩鎖関節脱臼後の右鎖骨の変形障害については、・・・裸体となったとき、変形が明らかにわかる程度のものと捉えられることから、「鎖骨に著しい変形を残すもの」として別表第二第125号に該当するものと判断します。
2. 右肩鎖関節脱臼に伴う右肩関節の機能障害については、・・・その可動域が健側(左肩関節)の可動域角度の3/4以下に制限されていることから、「1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として別表第二第126号に該当するものと判断します。
前記1.および2.の障害を併合した結果、別表第二併合第11級と判断します。

13級相当の認定例(左大腿骨骨幹部骨折)

左大腿骨骨幹部骨折後の下肢長差については、・・・骨折部における延長が認められ、これにより左下肢は健側(右下肢)と比較して、1センチメートル以上の延長が生じたものと捉えられることから、別表第二備考6により、別表第二第13級相当と判断します。

12級の認定例(左足関節内側靱帯損傷)

左足関節内側靱帯損傷後の左足関節の機能障害については、・・・その可動域が健側(右足関節)の可動域角度の3/4以下に制限されていることから、「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として別表第二第127号に該当するものと判断します。 

12級の認定例(頚椎捻挫)

頚部受傷後の後頚部の張り感、頭痛、左肩~腕、手指かけて、しびれ・・・等の症状については、・・・脊髄の圧迫所見が認められ、神経学的にも左上肢の腱反射低下等の異常所見が認められることから、他覚的に神経系統の障害が証明されるものと捉え、「局部に頑固な神経症状を残すもの」として別表第二第1213号に該当するものと判断します。

14級の認定例(頚部捻挫)

頚部捻挫後の項背部痛の症状については、・・・症状の裏付けとなる客観的な医学的所見に乏しく、他覚的に神経系統の障害が証明されるものとは捉えられませんが、その他症状経過、治療状況等も勘案すれば、将来においても回復が困難と見込まれる障害と捉えられることから、「局部に神経症状を残すもの」として別表第二第149号に該当するものと判断します。

非該当の認定例(頚椎捻挫)

頭~肩周囲鈍痛、頭痛、めまい等の症状については、・・・明らかな外傷性変化は認められず、・・・症状を裏付ける客観的な医学的所見に乏しく、その他治療状況等も勘案した結果、将来においても回復が困難と見込まれる障害とは捉え難いことから、自賠責保険における後遺障害には該当しないものと判断します。



後遺障害の等級

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